こんにちは、haeriです。
今回は韓国が在留中の外国人に無料提供している授業についてお話します。
社会統合プログラム(사회통합프로그램)
韓国の法務省が行っているこの事業は、在留中の外国人が韓国でうまく生活していけるように、韓国語および韓国社会の授業を無料で提供してくれます。
授業を受ける前に事前テストがあり(※)、その人の韓国語のレベルにより段階が分けられます。
1から5段階まであり、1から4段階は韓国語と韓国文化、5段階は韓国社会の授業を受けます。
5段階が終わると永住用の最終試験があり、そのテストに合格するとこの制度のカリキュラムは終了です。(国籍取得の場合はその後授業およびテストがもう一度あります)
受講場所は大体大学か多文化センターで行われ、申請時に自分で指定できます。受講場所により授業の開始日、日数、時間などが違うので自分の状況に合った場所を選べます。
ちなみに私は自分の母校で受けました(*´∀`)
※事前テストは受けなくてもいい方法あり。(以下に説明)
事前テストを受けない方法
TOPIK(韓国語能力試験)の資格を持っている場合その資格を提出することで、事前テストを受けずにそのレベルに合った段階の授業を受けることができます。
私は6級を持っていたので提出して5段階(永住用)の授業を受けました。
提出は出入国管理事務所へ直接出向かなければなりません。出入国管理事務所へ行く前に必ず1345に電話して確認することをおすすめします。
ちなみに私は既に会社に通っている時だったので、当時大学生の友達に頼んで私の分も一緒に提出してもらいました(笑)
なぜ受けたか
このプログラムの一番の特典は居住・永住ビザや国籍を取得する時に役立つことです。
私はE-7ビザで滞在中なのですが、このビザは働ける職種が制限されることが多く取得が難しいです。しかしE-7ビザで1年滞在すると居住ビザという職種が制限されないビザに変更することができます!居住ビザは点数制で取得でき、この制度が点数に大きく加担されるというわけです。
というより大学卒業して間もない私のような人の内ほとんどは、この授業を受けないと点数が満たされないのです(笑)
また永住ビザや国籍を取得する際にテストを受ける必要が無くなるそうです。
E-7ビザについてはこちら↓
あともう一つこの授業を受けて良い点は、最終テストさえ受かればこの先TOPIKを受けずに済むことです。
TOPIKは2年で資格が無くなってしまいますが、この授業を受けた後最終テストに受かれば、その段階での韓国語のレベルはずっと証明されます。(ビザ申請時のみ有効)
そのため後にビザを更新する時にTOPIKの資格が無くなったからと再度お金を払って受ける必要が無くなるのです。
授業を受けて
授業内容はこのように「社会」「文化」「政治」「経済」「法律」「歴史」「地理」がありました。本当に小・中学校で習っていた"社会"ですよね(笑)
授業は時々知らない情報もあり良かったかなと思います(笑)
ほとんどは知っている内容だったのですが、韓国の国歌を覚えたり、子育てへの国の支援について知ることができたのが印象的でした。また今まで曖昧だった韓国の地理も覚えられて良かったです(^ ^)
最後に
もし韓国で長く滞在する予定の方はこの授業をなるべく早く受けておくことをおすすめします。なぜなら今は無料の授業もいずれ有料になる可能性があるからです。このプログラムも最初は教材費もテスト費用も無料だったのに今では有料になっています。
私は会社に入ってからこの授業を受けましたが、もし今大学生でこの先韓国で就職を考えているのなら大学生の内に受講することをおすすめします。私は1ヶ月間日曜日に朝から夕方まで授業を受けてとても辛かったです...(笑)
ただ現在は新型肺炎のため授業が延期になったり休止になったりしているらしいです(> <)
下記にプログラムのサイトを添付しておきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
あんにょん!